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ねずみ色の雲の下 重い通知表 丸めて土手の上から小川へ投げ込んだ
その瞬間ニヤリと太陽が笑い出し やっとときめく夏休みがはじまった

眠い目で教科書の文字読まなくていい 時間割に小突かれ「忍耐」なんてしなくていい
暑苦しい制服着ないで裸でいられるからいい バイト面倒くさいけどゲーム代稼げりゃそれでいい

僕は輝く目で コンビニの求人雑誌めくってた
誰かが突(つつ)く 振り返るとお前が立っていた


セミがとまる軒下 お前はジュースを 僕に勧めながら 「今日、花火するから
一緒に来てよ」と 少しスゴ味きかせて 振ってきたけれど ちょっと面倒(メンド)い

あの娘が来るのはかなり気になるけれど 先週あいつとくっついたばっかじゃん
熱いとこ見せ付けられてもたまんない 暑いね今日はまったくお疲れさん


青色の星の下結局僕はお前と あの娘とあいつの4人で会うことになった
数学と世界史の課題と引き換えに 光と音と煙のシャワーを注がれた

優しい手つきであいつはあの娘の 新しい花火に火をかざし
七色の思い出を次々とアップデート どうでも良くなって地べたに座り込む

お前もだんだん生返事が増え 何故だかさびし気な顔で火を着けて
花火をこちらへよこすけど視線は 向こうの2人ばかり追いかけてた

恋より友情大事にしたっていい 気持ちに素直に反応しちゃってもいい
内心イジケててちょっとだけカワイイ お前の良さ分かってるいつまでもそれでいい


例えば1年後僕はどこにいるだろう? あの娘とあいつはどうなっているんだろう?
お前は相変わらず笑っているんだろう? 花火はすぐ消え闇の向こう何が映る?
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